投資で損失が出ることを運が悪いと割り切ることは悪手だと言えます。正しい知識を活用することで負けの目を減らすことはできます。

日本経済新聞社が公表の経済指標と東天紅株価の値動き

日本円

日本経済新聞社は、東京都千代田区に本社を置く新聞社です。
社名と同名の経済紙「日本経済新聞」を発行しています。
しかし、その業務は新聞の発行だけではありません。
日本を代表する経済指標の1つ、「日経平均株価」の公表も行っています。

同社はこの指数を、東証1部に上場している全銘柄から選出した225銘柄の株価をベースに算出しています。
また、経済指数としての信頼性を保つため、採用銘柄の定期的な入れ替えを実施しています。
日本経済新聞社のこうした働きがあるからこそ、日本の全体的な経済動向を知ることができます。

さて、2015年、日経平均株価は年間で9%ほど上昇しました。
とはいえ、個別銘柄の中には、日経平均とは異なる値動きを示したものも少なくありません。
ではここで、外食産業を営む日本の一企業に注目し、2015年における株価推移に注目してみましょう。

ここで取り上げるのは、東京都台東区に本社を置く株式会社東天紅です。
上野にある「東天紅」本店をはじめ、中華レストランを全国展開している会社です。
上野動物園のジャイアントパンダに関する報道がその値動きに大きな影響を与えることがあるため、投資家の間では「パンダ銘柄」としても知られています。

さて、2015年1月5日、東天紅株には180円という始値が付き、この年の取引が始まりました。
この後およそ2か月間、株価は緩やかに上昇します。
2月下旬には207円という高値を付けました。これは2015年における最高値です。

ところが、その後の東天紅株は、年末までさえない値動きを続けました。
12月25日には140円という年初来安値を記録します。
この3日後、この年最後の取引日を迎えますが、152円という終値を付けて2015年の取引を終了しました。
年初と比べて15%以上も下落したことになります。